なぜスピッツはすごいのか？色々考える。 [音楽]
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https://gyao.yahoo.co.jp/music-live/player/spitz2?
スピッツのいいところを最近寝る前に色々考えるのだけれど、ありすぎて困る。
３つあげよう、とかそういう分析するのもなんだか的外れな気がする。
メロディが、歌詞が、演奏が、彼らの性格が、優しさと自虐と明るさと強さとユーモアとつつましさと真面目さと…。
洋楽的なメロディに英語的な発音で日本語ロックを歌うといういままでの多くの日本のロックバンドから、彼らはちょっと違う場所にいた気がする。
![CYCLE HIT 1991-2017 Spitz Complete Single Collection -30th Anniversary BOX- (期間限定盤 3CD) [ スピッツ ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/8081/4988031228081.jpg?_ex=128x128 "CYCLE HIT 1991-2017 Spitz Complete Single Collection -30th Anniversary BOX- (期間限定盤 3CD) [ スピッツ ]")
６０年代のグループサウンズGS的な部分と７０年代の日本のフォークソングと７０年代の洋楽ロックと８０～９０年代のオルタナティブロック、パンクロックをも併せ持つので、かっこいいし、かつアイドル的でもある。アイドル的要素は絶対に必要、初期ビートルズしかりストーンズしかり、女の子キャーキャーだった。
そうそう、ロックバンドでありながら全然汗をかく感じがない、あくまでも爽やかなのも特徴だ。
簡単に歌えそうなメロディなのに、実際歌おうとするとひどく難しい。
胸がすっとするメロディ、どこまでも清涼感がある。
マサムネ氏の声が他にない良い声である。さらりと感情過多にならない歌い方が心地いい。
金属的な音がない声と言われていたが、キンキンする音がない。
実際は全体に高音なのだそうだが、そう感じない。
メロディラインが一気に高低するものらしく、それが心地よさにつながるのか。
作詞作曲する草野マサムネ氏が天才でかつ変人なのだろう。
彼が天才だからといって彼ひとりではきっとここまでうまくいかなかったのだろう。
かつての多くのバンドメンバーが、ソロでやったりしてみるが、ほとんどが成功しない例が多い。
あのローリングストーンズのミック・ジャガーもうまくいかなかった。
メンバーの技量も素晴らしいのはもちろんのことで、やっぱりバンドマジックである。
４人がみな穏やかな性格で、それが長く続いた秘訣と思う。
スピッツの２０年以上も前の曲を聴いてもまったく古さを感じさせない。これはひいき目でなく、時代に乗った流行氏をおったものでないせいでもあるのだろう。
むしろ、スピッツのメロディは初めからなぜか懐かしいものが多い。昔からあったような。
それからマサムネ氏の戦略というか、意図していたことか、歌詞が奇妙だ。
前文とつながらない、一定のストーリーを作っていない、雰囲気だけはあるが、ふわふわと夢でも見ているような感じ。
固定的なイメージを作らせないことが、時間がたってもまた新しい感じ、新鮮さを出している。
草野マサムネ氏は詩をたくさんよんで参考にしたというから、とても文学的なのだ。
印象的なフレーズがつづく。
悲しいだけの歌もなければ、やたらに前向きな元気ソングもなく、色んな意味を含んでいて、面白い。
それで何度でも聞き直しても毎回、新鮮で、飽きることがないのだ。
ところで私はアメリカのバンド、チープ・トリックが大好きだったのが、彼らの曲もエバーグリーンで、メロディの良さ、ボーカルの高音の伸びる気持ちよさなど同様だ。
チープの曲もどこか古いメロディで懐かしかった。アイドル的人気もあり、ユーモアがあって、バンド名からも自虐的なところやひねくれたところがあって似ている。
実を言うと初期の歌詞についてはあまりにもメルヘンタッチで’９５年当時の私は少しひいたのだけれど、今にして思うとそれがかえって、今は飽きない、醒めない新鮮さを保つ秘訣だったのだ、と思える。あの当時は「空の飛び方」のCD買って何回も聞いて、「たまご」とか「スパイダー」とか「迷子の兵隊」などシュールな歌詞が多く、ちょっとかわい子ぶりっ子でわざとらしいかなあ、と思い始め、それからはスピッツを聴かなくなったのが本音だ。
それから２０年、彼らの曲は常にテレビから流れていたのに今さらながらも、気がついた。
ずっとCMやドラマ、映画挿入曲などで耳にしていたのだ。
そして自動車のCMで「渚」を聴いて妙に頭に残り、なんて曲だっけ？と探し始めたときから、またスピッツを聴き始めるきっかけになった。
長い間、聴いていなくてすみません、という思いで、一気に昔からのCDを聴き始め、レンタルしたり、買ったりして集めた。ライブ映像も見た。
そして、今さらながら、改めてスピッツの作品のすばらしさを深く味わっているこの頃なのだ。
https://gyao.yahoo.co.jp/music-live/player/spitz2?
スピッツのいいところを最近寝る前に色々考えるのだけれど、ありすぎて困る。
３つあげよう、とかそういう分析するのもなんだか的外れな気がする。
メロディが、歌詞が、演奏が、彼らの性格が、優しさと自虐と明るさと強さとユーモアとつつましさと真面目さと…。
洋楽的なメロディに英語的な発音で日本語ロックを歌うといういままでの多くの日本のロックバンドから、彼らはちょっと違う場所にいた気がする。
６０年代のグループサウンズGS的な部分と７０年代の日本のフォークソングと７０年代の洋楽ロックと８０～９０年代のオルタナティブロック、パンクロックをも併せ持つので、かっこいいし、かつアイドル的でもある。アイドル的要素は絶対に必要、初期ビートルズしかりストーンズしかり、女の子キャーキャーだった。
そうそう、ロックバンドでありながら全然汗をかく感じがない、あくまでも爽やかなのも特徴だ。
簡単に歌えそうなメロディなのに、実際歌おうとするとひどく難しい。
胸がすっとするメロディ、どこまでも清涼感がある。
マサムネ氏の声が他にない良い声である。さらりと感情過多にならない歌い方が心地いい。
金属的な音がない声と言われていたが、キンキンする音がない。
実際は全体に高音なのだそうだが、そう感じない。
メロディラインが一気に高低するものらしく、それが心地よさにつながるのか。
作詞作曲する草野マサムネ氏が天才でかつ変人なのだろう。
彼が天才だからといって彼ひとりではきっとここまでうまくいかなかったのだろう。
かつての多くのバンドメンバーが、ソロでやったりしてみるが、ほとんどが成功しない例が多い。
あのローリングストーンズのミック・ジャガーもうまくいかなかった。
メンバーの技量も素晴らしいのはもちろんのことで、やっぱりバンドマジックである。
４人がみな穏やかな性格で、それが長く続いた秘訣と思う。
スピッツの２０年以上も前の曲を聴いてもまったく古さを感じさせない。これはひいき目でなく、時代に乗った流行氏をおったものでないせいでもあるのだろう。
むしろ、スピッツのメロディは初めからなぜか懐かしいものが多い。昔からあったような。
それからマサムネ氏の戦略というか、意図していたことか、歌詞が奇妙だ。
前文とつながらない、一定のストーリーを作っていない、雰囲気だけはあるが、ふわふわと夢でも見ているような感じ。
固定的なイメージを作らせないことが、時間がたってもまた新しい感じ、新鮮さを出している。
草野マサムネ氏は詩をたくさんよんで参考にしたというから、とても文学的なのだ。
印象的なフレーズがつづく。
悲しいだけの歌もなければ、やたらに前向きな元気ソングもなく、色んな意味を含んでいて、面白い。
それで何度でも聞き直しても毎回、新鮮で、飽きることがないのだ。
ところで私はアメリカのバンド、チープ・トリックが大好きだったのが、彼らの曲もエバーグリーンで、メロディの良さ、ボーカルの高音の伸びる気持ちよさなど同様だ。
チープの曲もどこか古いメロディで懐かしかった。アイドル的人気もあり、ユーモアがあって、バンド名からも自虐的なところやひねくれたところがあって似ている。
実を言うと初期の歌詞についてはあまりにもメルヘンタッチで’９５年当時の私は少しひいたのだけれど、今にして思うとそれがかえって、今は飽きない、醒めない新鮮さを保つ秘訣だったのだ、と思える。あの当時は「空の飛び方」のCD買って何回も聞いて、「たまご」とか「スパイダー」とか「迷子の兵隊」などシュールな歌詞が多く、ちょっとかわい子ぶりっ子でわざとらしいかなあ、と思い始め、それからはスピッツを聴かなくなったのが本音だ。
それから２０年、彼らの曲は常にテレビから流れていたのに今さらながらも、気がついた。
ずっとCMやドラマ、映画挿入曲などで耳にしていたのだ。
そして自動車のCMで「渚」を聴いて妙に頭に残り、なんて曲だっけ？と探し始めたときから、またスピッツを聴き始めるきっかけになった。
長い間、聴いていなくてすみません、という思いで、一気に昔からのCDを聴き始め、レンタルしたり、買ったりして集めた。ライブ映像も見た。
そして、今さらながら、改めてスピッツの作品のすばらしさを深く味わっているこの頃なのだ。
チープ・トリック
名前さえ知らなかったのですが、
今、ＹｏｕＴｕｂｅできいてみましたが
曲調がほっこり懐かしい感じですね。
たまたま聞いた1曲だけですけどね。
by がり (2017-07-19 00:10)
がりさんコメントありがとうございます。
聴いてみてくれてうれしいです。
そうですね。メロディが懐かしい感じでいいな、と私も思いました。
by サラダ (2017-07-25 22:30)