韓国ドラマ「童顔美女」は中盤からは最高に楽しめる作品です。：アジアドラマ日記＋α：SSブログ

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韓国ドラマ「童顔美女」は中盤からは最高に楽しめる作品です。　[韓国ドラマ「童顔美女」] [編集]

「童顔美女」２０１１年作
　　　　　　　（全２０話）

お気に入り度は星４．５★★★★半です。
主な出演者
イ・ソヨン（チャン・ナラ）～３４歳で繊維会社をリストラされたデザイナー志望の女性。
チェ・ジヌク（チェ・ダニエル）～アパレルメーカー「ザ・スタイル」のMD（マーチャンダイザー）２７歳。
スンイル（リュ・ジン）～アパレルメーカー「ザ・スタイル」の社長。バツイチでヒョ二という小さい娘がいる。
カン・ユンソ（キム・ミンソ）～アパレルメーカー「ザ・スタイル」のチーム長。会社筆頭理事の娘。スンイルが好き。

観終わって、大好きな作品になりました！
印象的な名シーンがたくさんです。このドラマ、まだ観てない人にはぜひ見てもらいたいです。（ラブコメ好きな人には。）
２０１３年の「ゆれながら咲く花」のお２人の共演は２度目で一度目が２０１１年の「童顔美女」だった、と知り、観てみようと思ったんです。
韓国でも後半にどんどん人気になり、最高視聴率１７．５％、チャン・ナラさんは韓国では６年ぶりのドラマ出演。
２００２年「明朗少女成功記」で有名になり、中華圏で大人気。しばらく中国でお仕事していたようですね。
童顔の女優さんと言ったら、チャン・ナラさんぴったりですね。
８１年生まれだそうで、当時、実年齢は３０歳。でも本当にそんなに見えません。高校生の時の追想シーンがあったのですが、全然違和感なしで、高校生でもいけそうです。今回も明朗少女の時と同じく体当たりの演技だなあと感心しました。

チェ・ダニエルさんは「明日に向かってハイキック」のお医者さん役で注目されたとか。
チェ・ダニエルさんにはびっくり。「ゆれながら～」での先生とは別人。同一人物とわかりませんでした。すごい役者さんだと思いましたね。コミカルな演技もうまい。最初は軽薄でまぬけ。でもとっても可愛い年下の純情青年で愛すべきキャラでファンになりました。

リュ・ジンさんは「夏の香り」でも有名ですが、二枚目というより、今回はまじめすぎるとぼけた面白いキャラでした。
他にも面白いキャラの人物はいっぱい。家主さん、あとから来たキムチーム長などいました。

まさにラブコメ。３４歳で母と浪費家の妹を扶養、貧乏な暮らしを支えている彼女には災難や嫌がらせが次々と襲いかかってきます。彼女の頑張りに、やがて助っ人になってくれる人たちが現れ…ラブロマンスも困難あり、山あり谷あり。
あともう一歩なのは、初めの数話がドタバタ、あまりにも下品だったりで笑えないくらい悲惨だったから。

この作品で２０１１年KBSドラマアワードで女優部門にチャン・ナラさん、男優部門にチェ・ダニエルさんが受賞したそうです。

以下はネタバレありの感想です。

私の見た韓国ドラマ視聴史上、悲惨で可哀そう度ナンバー１のヒロイン。とにかく次々と災難が降りかかるし、一番かわいそうなのは、彼女を理解する人は一人もいないこと。実の母親が妹には甘いくせに、彼女に冷たいし、妹も勝手で、数あるドラマに可哀そうなヒロインは多かったけれど、母親であれ、友人であれ、上司であれ、だれか一人くらいは理解者がいる、という設定があるもの。でもソヨンには誰もいない。近所のクリーニング屋のアパートの家主さんがちょっと優しいかなあ、と思ったら、勝手にソヨンとつきあっていて自分が好きだろうと思い込んでいて、いきなり振られてしまったりして、ショックというか唖然。別に好きでもなんでもないのに。
とにかく最初の彼女は救いようがなくて、気の毒過ぎる。当然、視聴者はヒロインに頑張れと応援したくなる。だからかわいそうなほど後半の起死回生が気持ちよくなる。ここがねらい目ではありますが…長くてくどい。かなりいらいらしました。

アパレルメーカーでの仕事。洋服をデザインして、試作して、売り出すまで、など結構面白く見られました。スポーツウェアからロングドレスまで色々とデザインしていくところなんかも面白く興味深かったです。

そうして、なんといってもジヌクの一途なソヨンへの想いがこの作品の一番の見どころ。２人の恋は障害の連続。
それでも彼はあきらめないでがんばってくれる。ここが泣けました。笑えてかつ泣けました。