屋根部屋のネコ

 屋根部屋のネコ（全１６話）

お気に入り度★★★★☆
本物のネコは出てきませんが、屋根部屋に住む女の子のところに居候する男の子がネコみたいなやつってことでした。

この話、今までの韓国ドラマの定番、不治の病、交通事故、記憶喪失もなければ、親に捨てられた孤児、極端な貧乏と大金持ち、も出てこないのは珍しいです。
かなり斬新な作品といえるでしょう。
これはインターネット小説から生まれた作品だそうで、韓国でも新しいかんじのドラマなのだと思います。
だからといって、退屈でもなくて、けらけら笑えたり、悲しくなったり、切なくなったりと楽しめます。

いままでの韓ドラの常識を打ち破ったような画期的なお話です。
ある意味、「バリでの出来事」も画期的だったのですが、この屋根ネコのほうが上かもしれません！
私が見たのは、テレビで、吹き替えでカットだらけ、いう悪条件にもかかわらずに面白かったです。
音楽も変調ぎみのおかしなもので、これがまたコミカルでした。

それになんといっても、配役の魅力が生きていたドラマです。
大学生のギョンミンがキム・レウォン、
就職浪人中のジョンウンがチョン・ダビン、
ジョンウンの仕事先の室長ドンジュンがイ・ヒョヌ。

主役ジョンウンは正直可愛くない・・・。でも性格はとても良い娘。
このジョンウンが好きになった男、ギョンミン。
でもギョンミンはイケメンだけど、軽くてお調子者で嘘つき。というところから話は始まります。

仕事先の室長、ドンジュンさん、なぜかジョンウンを好きになる。
でも彼ははとても心の広い人で大人。ジョンウンの気持ちを理解してくれる。
ギョンミンはどう考えても浮気者、うそつき、見栄っ張り、（ブランド物しか着ない）こんな派手な男が将来にわたって真面目に生きるかどうかわからない。
でもキム・レウォンのこの役、憎めない笑顔をふりまきながら演じていて、彼の魅力が満載のドラマになっています。

最終話もしゃれていて最初と最後がリンクされていてとてもよくできてました。

でもカット部分を見る事ができれば、またもっと深く屋根ネコを知る事ができると思うので、今年はノーカット版でもう一回見てみたいと思ってます。